冷めたご飯に潜む愛
一人暮らしを始めて3年目になりました。
気が向けば自炊もします。
機嫌がよければ作り置きなんかして、数日間乗り切ることもあります。
実家にいた時のことを思い出します。
大学時代、我が家は割と自由にさせてもらえるところが一部ありました。
それが晩御飯です。
外泊には嫌な顔をされたけど、外食には何も言われず、
晩御飯がいる、いらないという連絡を求められたこともありませんでした。
その代わり、晩御飯が残っていても残っていなくても気にしない。
そんな実家でした。
今日、ある家庭の映像で、家族の帰りが遅いから、
その家族のためにおかずをとっておくシーンを見ました。
一人前の料理が乗るお皿に、帰りが遅い家族のおかずを取っておく。
この映像を見て、なんて愛のある冷めたおかずなんだろうって思いました。
「冷めたおかず」には、寂しい印象を持っていたのですが、
よく考えたら、遅くまで頑張っている家族を想った素敵なプレゼントですよね。
心からの「お帰り」ですね。
一人暮らし3年目、冷めたおかずさえほほえましく見えるのでした。